当教室の大学院生・齊藤渉先生は、急性シーハン症候群という非常に稀な疾患に対する研究成果が産婦人科学でも最も権威のある学術誌:American Journal of Obstetrics and Gynecologyの姉妹紙であるAJOG Global Reports (Cite Score; 1.2) に掲載されました
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666577824000935?via%3Dihub

シーハン症候群(Sheehan’s syndrome)とは、出産時に大量出血して下垂体前葉が障害を受け、ホルモン分泌機能が低下する疾患です。通常は、分娩後数年経過してから診断されることが多いのですが、本研究では分娩直後に診断することができた非常に稀な病態かつ多くの臨床家への教育的な研究論文であります。

齊藤渉先生の普段からの患者への真摯な対応が、本患者の異常をいち早く発見し、診断・治療となった経緯があり、まさに齊藤渉先生の臨床医としての力を見せつけた結果となりました。

Saito W, Ota K, Takahashi T, Sugihara M, Matsuyama T, Ota Y, and Shimoya K.

Identifying key predictors for uterine manipulator use in robotic simple hysterectomy: a retrospective cohort analysis. AJOG Glob Rep. 2024 Sep 18;4(4):100399.

 doi: 10.1016/j.xagr.2024.100399.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39429743/